棚卸で調整中を利用する

こんにちは。

スマレジ社員のゆうです。

 

今回は棚卸についてお話していきます。

棚卸の内容でよくある問い合わせの中に「調整中って何?」というものがあります。

この調整中についてですが、調整中のステータスにしている間に発生した在庫変動を棚卸の在庫数量への反映をストップすることができる機能です。
調整中の間は不要な差異が発生することなく、適正な差異の確認を行なうことが可能です
調整中の在庫変動は、棚卸完了後に確定した在庫数に対して反映します。

 

なお、注意点があります。

【一度実行した調整は解除しない】

調整中を利用して棚卸を行なう場合、一度実行した調整は決して解除しないでください。

調整を解除してしまうと、ストップされていた在庫変動が在庫数量に反映し、不要な差異が発生してしまいます。

解除後に元の調整状態へ戻すことは一切できません。

 

【一部の条件で行なう棚卸には対応が難しい】

調整中を利用する棚卸は、すべての商品の棚卸数量入力後に調整を実行することを前提としています。

日付をまたいで棚卸数量を数えたり、営業中に棚卸数量を数える場合、調整を実行する前に発生した在庫変動は在庫数量に反映します。

そのため棚卸数量を数えるタイミングによっては、在庫数量が必ずしも正しい値ではないという現象が起こる可能性があります。

上記のような棚卸では不要な差異が発生することがありますので、調整機能の利用は推奨していません。

自動追従機能を使った棚卸をご利用ください。

 

自動追従については、また別の機会に説明いたします。

 

『調整中を利用する』場合の推奨設定は以下の通りです。
棚卸フロー『調整中を利用する』を選択する方は、スマレジの棚卸を継続して利用してきたお客様かと思われます。
これまで通りの棚卸を行なうためには、以下の設定をオススメいたします。

【推奨する棚卸設定】
棚卸基準:更新日
自動追従:利用しない
取置在庫取扱:どちらでも可(運用に合わせて設定してください)
マイナス在庫での棚卸完了:どちらでも可(運用に合わせて設定してください)
棚卸差異計算式:どちらでも可(運用に合わせて設定してください)

 

本日はここまで!